三十一文字(みそひともじ)で表したい

ふと感じたことなどを綴っていきます。

曖昧な 記憶の中の 初日の出 いつかの夢の 幻に似て

空の青 あの日と同じ 色してる 心の景色 映してるのか

梅雨明けが 今年は遅い 待ちわびる 梅雨の終わりと 「待ち人来たる」

ありがとう あなたの気持ち 抱きしめる 一日過ぎた ホワイトデーに

梅が咲く 陽も暖かく 春近し 待ち遠しく 指折り数える

恋と愛 良いじゃないの どちらでも 相手は誰とか 野暮は言わないで

ラーメンの スープ飲み干す その時に 染み渡る熱 伝わる手足

ワイシャツに アイロンをあてる 真夜中に 家人の寝息 かすかに響く

満月の 明かりに浮かぶ 人の顔 あれはもしやと 月を見上げる

温める 心も身体も ほかほかと 淹れてもらった お茶ひとつ

風邪引いて たまに寝込んで みるものの 寝てもいられぬ おにのかくらん

ありがとう

あなたへの 思いを告げる ありがとう こんな出会いに 感謝してる

流れ星

寂しさを 集めて流る 涙かな あなたの胸に 想いよ届け

恋文

この想い 他に残さず 綴る文 君に届けば あとは残さじ 逢いみての 別れは辛きことなれど 君に逢いたし ひと目逢いたし 横になり 眠気到来 目出度やと 思う側から 君が現る

今こそ

冒険の 書を携えて 旅の空 新たな出会い 今こそ求めん

逢えて良かった

あの時を 生き延びたから 出逢えたの 逢えて嬉しい 恋しい人よ

日めくり

日めくりを 一枚外し 長月の 始まりにふと 過ぎし日思う

たまに詠んでみる

春の夜に 誰とも会わず ひとり酒 これもまた良し 気楽に呑もう

たまに詠んでみる

渡せない バレンタインの チョコひとつ バッグに忍ばせ 途方にくれる

たまに詠んでみる

ああ眠い 今宵も終い テキストも 道具も仕舞い暫し寛ぐ

林檎ジャム

あの人が 喜ぶ顔を 見たいから 美味しくなれと 祈るジャム

たまに詠んでみる

真夜中に あなたの声が 聴きたくて 携帯出したでも見てるだけ

たまに詠んでみる

あなたから 遠く離れて 見てる月 そこにあなたが 映れと願う

たまに詠んでみる

ほろ酔いのうちに愉しみ 上機嫌 楽しい宴 気の合う仲間

たまに詠んでみる

見つめてる あなたがいると 分かるから 独りでいても 寂しくないの

平気よ

へこんでも 強がる私 可愛げなし 置き忘れたか 素直さなんて 「寂しいの」 そんな言葉を 飲み込んで 顔で笑って 「平気」と言うの

たまに詠んでみる

あの人の 手から蒔かれた 種ひとつ 大きく育てよ 花が咲くまで

たまに詠んでみる

蝉しぐれ そろそろ 弱く なりにける 日差しも 秋の 気配 伝える

たまに詠んでみる

出来るなら 逢いに行きたい 天の川 越えて行きたい あなたの元へ

たまに詠んでみる

紫陽花の 季節が来ると 思い出す 涙の雫 受け止めたひとを